【ご供養便り】500年前のお参り

光顔寺越乃國阿弥陀堂(光顔寺 永代供養型納骨堂・室内墓)の僧侶スタッフ、釋玄理です。

光顔寺では、お経本を配布して通夜葬儀やご法事などをお勤めいたします。勿論、ご法話もさせていただきますが、その際に「このお勤めの意味は何?」とご質問をいただくことがございます。

その一部をこれから時折々にご紹介したいと思います。

 

現在、浄土真宗本願寺派において、ご本山・本願寺での日常のお勤めは以下のようになっています。ご家庭や一般寺院でも準拠することが推奨されています。

 

阿弥陀堂『讃仏偈』

御影堂『正信念仏偈和讃・六首引』

 

阿弥陀堂『重誓偈』

御影堂『正信念仏偈・短念仏・回向』

 

しかしながら、500年以上前の本願寺第八代・慧燈大師(蓮如上人)の時代までは『往生礼讃偈』が本願寺の日常のお勤めとされていました。ご家庭や一般寺院においては『般舟讃』というお勤めも多用されていた記録もございます。

『往生礼讃偈』は別名『六時礼讃』とも言われ、一日を4時間ずつ6回にわけ、4時間ごとに六種類のお勤めがなされていました。因みに六時とは以下の分類です。

 

日没(にちもつ) – 申~酉の刻

初夜(しょや) – 戌~亥の刻

中夜(ちゅうや)又は半夜(はんや) – 子~丑の刻

後夜(ごや) – 寅~卯の刻

晨朝(じんじょう・しんちょう) – 辰~巳の刻

日中(にっちゅう) – 午~未の刻

 

これから、一つずつご案内していけたら、と思います。

 

(つづく)

 

通夜葬儀,法事,浄土真宗本願寺派

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