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【仏教ブログ】病気になったらどんな気持ちになりますか?(御文章「秋去り春去り」の続き)2020年12月15日 01:12

光顔寺明照廟堂(光顔寺 納骨堂)のスタッフ、仏教アドバイザーの宮田秀成です。

前回の蓮如上人の書かれた御文章4帖目13通「秋去り春去り」について、もう一つ引用してみます。

蓮如上人はこの御文章を書かれた当時は84歳、しかもいろいろな病気にかかり体調も思わしくありません。

そこで病気のことについてこのように書かれます。

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これによりて法然聖人の御ことばにいはく、「浄土をねがふ行人は、病患を得てひとへにこれをたのしむ」(伝通記糅鈔)とこそ仰せられたり。

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法然聖人のお言葉に「浄土を願う行人は、病気になるとこれを楽しむ」というのがあります。

普通は、病気になると「死ぬのでないか」「死ぬのは困る」と思うのですが、「浄土行きが定まった人」は病気を楽しむのだといわれます。「いよいよお浄土に参れる時が近づいた」という意味でいわれています。

しかし、自分はそうではないと蓮如上人は続いて以下のように書かれます。

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しかれども、あながちに病患をよろこぶこころ、さらにもつておこらず。あさましき身なり。はづべし、かなしむべきものか。さりながら予が安心の一途、一念発起平生業成の宗旨においては、いま一定のあひだ仏恩報尽の称名は行住坐臥にわすれざること間断なし。

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しかし、この私(蓮如上人)は病気を喜ぶ心はまったく起こらない、浅ましい我が身であると恥ずかしく、悲しく思います。とはいえ、私の信心については、平生に往生が定まり、仏恩報謝の称名念仏は、いつでもどこでも忘れず称え続けております。

病気になった時、どんな気持ちになろうとも、信心決定の上で往生は一定という点は変わりません。

今年はコロナ禍で、病気を恐れる一年でしたが、「病気にかかったらどうしよう」「かかった時の心構え」も大事ですが、一番大事なのは、どんな病気にかかり、どんな気持ちになっても浄土往生を遂げる身になることです。

今年はいろいろあったけれども、一番は私の浄土往生がさだまったことだとお互いいって来年を迎えたいところです。

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宮田秀成/光顔寺・仏教アドバイザー(真宗教義、脱カルト担当)

Profile
1993年に宗教法人浄土真宗親鸞会に入信、10年間親鸞会講師として活動。
脱会後、親鸞会の教えの誤りに気づき、本願寺派の教えを中心に学びなおす。
現在、浄土真宗本願寺派光顔寺(富山)信徒。
   光顔寺スタッフ。仏教アドバイザー。

七尾市方面からの納骨堂のご利用・墓じまいについて2020年12月14日 17:12

能越道の無料化以降、七尾市はじめ能登方面からご納骨・葬儀法要・法話のご縁をいただくことが多くなっております。

(七尾方面から当納骨堂への最寄りインターは能越道福岡インターです)

そこで納骨堂のご利用に関して、七尾市民や七尾市内に墓地がおありになる方の納骨堂のご利用の流れを記させていただきます。

※一般の納骨堂ご利用の流れ

1)光顔寺納骨堂のご契約(納骨予定者様が生存中・死後を問いません)

2)クーリングオフ期間後の日程で納骨法要のご予約

3)埋葬許可証(火葬証明書)とご遺骨を持参され、納骨

※墓じまいを伴う納骨堂ご利用の流れ

墓地や納骨堂などに埋蔵・収蔵されている焼骨や遺体を、他のお墓へ移動することを「改葬」といいます。市内の墓地などから他のお墓へ改葬する場合は、市へ申請の手続きを行い、許可を受けなければなりません。      (墓地、埋葬等に関する法律第5条)

1)光顔寺納骨堂のご契約

2)光顔寺納骨堂から受け入れ証明書を発行

3)七尾市市民生活部環境課(電話番号:0767-53-8421)に光顔寺納骨堂の受け入れ証明書を添付し、改葬許可申請をする

4)七尾市より改葬許可証を受け取る

5)墓じまいの業者様の選定&契約

6)墓じまいの法要を行う(菩提寺がない方は光顔寺に依頼することもできます)

7)クーリングオフ期間後の日程で納骨法要のご予約

8)改葬許可証とご遺骨を持参され、納骨

(墓じまい業者様が遺骨を持参する場合は事前に日程連絡をお願い致します)

参考: 墓地、埋葬等に関する法律 (リンク)

【仏教ブログ】今年書かれたような御文章「秋去り春去り」(4帖目13通)2020年12月01日 01:12

光顔寺明照廟堂(光顔寺 納骨堂)のスタッフ、仏教アドバイザーの宮田秀成です。

12月となり、今年も残すところ僅かとなりました。例年にないコロナ禍で、生活が大きく変わった人も多いと思います。しかし、過ぎて見ると本当にあっという間だったと感じます。人はいつ死ぬか分からないというのを改めて感じた年でした。

そういう今年に書かれたような御文章がありますので紹介します。

蓮如上人の書かれた御文章4帖目13通「秋去り春去り」です。

この御文章は、蓮如上人の最晩年に書かれたものです。

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そもそも人間界の老少不定のことをおもふにつけても、いかなる病をうけてか死せんや。かかる世のなかの風情なれば、いかにも一日も片時もいそぎて信心決定して、今度の往生極楽を一定して、そののち人間のありさまにまかせて、世を過すべきこと肝要なりとみなみなこころうべし。

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人間の世界は、年寄りから先に死んでいくとは決まっておらず、若い人が先に死ぬこともよくあります。そんな世の中ですから、どんな病気になって死ぬかわかりません。このような世の中の様子ですから、一日も少しでも急いで信心決定して、この度の往生極楽を定めて、その上で人間のありさまにまかせて、この世を過ごしていくことが大事であるとこころえて下さいと書かれています。

11月頃から再び新型コロナウイルスの感染が拡大しています。如何に感染しないかで、マスクを付けたり人ごみを避けたりということが続いた一年でした。しかし、新型コロナウイルスに感染をしなくても、どんな病気にあって死ぬか分かりません。

だから、「一日も片時もいそぎて信心決定して」といわれます。いよいよ死んで浄土往生を遂げるには、生きている間に信心決定の身になっていなければ出来ないからです。

南無阿弥陀仏にまかせ、信心決定した上で今年を終えていきたいと思います。

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宮田秀成/光顔寺・仏教アドバイザー(真宗教義、脱カルト担当)

Profile
1993年に宗教法人浄土真宗親鸞会に入信、10年間親鸞会講師として活動。
脱会後、親鸞会の教えの誤りに気づき、本願寺派の教えを中心に学びなおす。
現在、浄土真宗本願寺派光顔寺(富山)信徒。
   光顔寺スタッフ。仏教アドバイザー。