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【仏教ブログ】「既読のつかないSNS」(クローズアップ現代)と御文章2020年10月15日 12:10

光顔寺明照廟堂(光顔寺 納骨堂)のスタッフ、仏教アドバイザーの宮田秀成です。

前回、御文章は阿弥陀仏から私に宛てた手紙だということをお話ししました。

しかし、当の私たちは「昔の人に宛てた手紙なのだろう」とか「家に有るけど読んだことはなかった」という人も多いかと思います。

とはいえ、御文章は五帖御文章でも80通あります。それ以外にも全部で200通以上の御文章が残されています。それだけ、繰り返し書かれたのはそれだけ伝えたいことがあってのことです。

どうしても伝えたいことは、相手が読むか分からなくでも送ってしまうという話の例として、クローズアップ現代プラス(NHK放送)から紹介します。

既読のつかないSNS ~テクノロジーでよみがえる“命”~ – NHK …

亡くなった家族や友人が使っていたSNSのアカウントに、死後もメッセージを送り続ける人たちが増えている。なにげないできごとを報告したり、生きていたときに伝えられなかった思いを吐露したり‥「既読はつかないけれど、スマホの中で生きているみたい‥」(2020年7月22日放送)

番組ではLINEに、メッセージを送り続ける家族や友人の姿が紹介されています。もちろん相手は亡くなっているので、どれだけ送っても「既読」はつきません。それでも、「本当は言いたいことを伝えられなかった」と言って送り続ける人がいます。

御文章が繰り返し書かれたのも、私に言いたいことがまだ伝えられていないと阿弥陀仏が思われているからです。

では、阿弥陀仏は何を伝えようとされているのかを、葬式などでも読まれる「白骨章」の最後の部分から紹介します。

されば人間のはかなきことは老少不定のさかひなれば、たれの人もはやく後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏をふかくたのみまゐらせて、念仏申すべきものなり。(白骨章)

人間世界の儚いことは、死ぬ順番が年齢で決まっていないところです。いつどうなるか分からないから、どんな人も早く後生の一大事という、生死の問題を解決して、迷いを重ねるのではなく後生は浄土に往生するという人生における最も大事なことを心にかけて、その後生を助けるという阿弥陀仏にまかせて、念仏を申しなさいと言われています。

LINEも未読が沢山たまっていたら、何か余程の用事だと思って開くのではないでしょうか。阿弥陀仏からの通知は、御文章という形届いています。

読まれたことのない方は、一度読んでみて下さい。

七尾市方面からの納骨堂のご利用・墓じまいについて2020年10月09日 17:10

能越道の無料化以降、七尾市はじめ能登方面からご納骨・葬儀法要・法話のご縁をいただくことが多くなっております。

(七尾方面から当納骨堂への最寄りインターは能越道福岡インターです)

そこで納骨堂のご利用に関して、七尾市民や七尾市内に墓地がおありになる方の納骨堂のご利用の流れを記させていただきます。

※一般の納骨堂ご利用の流れ

1)光顔寺納骨堂のご契約(納骨予定者様が生存中・死後を問いません)

2)クーリングオフ期間後の日程で納骨法要のご予約

3)埋葬許可証(火葬証明書)とご遺骨を持参され、納骨

※墓じまいを伴う納骨堂ご利用の流れ

墓地や納骨堂などに埋蔵・収蔵されている焼骨や遺体を、他のお墓へ移動することを「改葬」といいます。市内の墓地などから他のお墓へ改葬する場合は、市へ申請の手続きを行い、許可を受けなければなりません。      (墓地、埋葬等に関する法律第5条)

1)光顔寺納骨堂のご契約

2)光顔寺納骨堂から受け入れ証明書を発行

3)七尾市市民生活部環境課(電話番号:0767-53-8421)に光顔寺納骨堂の受け入れ証明書を添付し、改葬許可申請をする

4)七尾市より改葬許可証を受け取る

5)墓じまいの業者様の選定&契約

6)墓じまいの法要を行う(菩提寺がない方は光顔寺に依頼することもできます)

7)クーリングオフ期間後の日程で納骨法要のご予約

8)改葬許可証とご遺骨を持参され、納骨

(墓じまい業者様が遺骨を持参する場合は事前に日程連絡をお願い致します)

参考: 墓地、埋葬等に関する法律 (リンク)

【仏教ブログ】年賀状が発売開始—真宗で一番読まれている手紙は御文章2020年10月01日 01:10

光顔寺明照廟堂(光顔寺 納骨堂)のスタッフ、仏教アドバイザーの宮田秀成です。

今年も早いもので、10月となりました。10月29日には年賀状も発売されるとのことです。

年賀状と言えば、日ごろお世話になった方に出すものですが、年を重ねるともう今年はあの人に出すことはなくなったということも増えてきます。

手紙は出す人と受け取る人があって初めて成立するものです。

宛て先のない手紙は、ポストに投函しても、相手に届くことはありません。そこで手紙と言えば、浄土真宗で最も読まれている手紙は、蓮如上人の御文章です。

御文章は、蓮如上人が門徒の要請によって書き始められたものです。最初は寛正2年(1461)頃とされています。それから生涯にわたって書き続けられ、その数は二百数十通に及びます。

その後、本願寺9代実如上人によって5帖御文章80通が選ばれ、本願寺10代証如上人によって出版され、全国の寺院、門徒に付与されました。それ以来、現在まで勤行や法話の後に拝読されています。

あまり法話にご縁のない方でも、葬式で「白骨の章」を聞かれたことはあるのではないでしょうか。

また、家に五帖の御文章があるという方もいらっしゃいます。それらの人にしてみると、すでに御文章という手紙が沢山家に届いているということです。

では、蓮如上人からの手紙が私に届けられているかというと、そうではありません。蓮如上人御一代記聞書にはこのようにあります。

一、御文は如来の直説なりと存ずべきのよしに候ふ。形をみれば法然、詞を聞けば弥陀の直説といへり

御文章は、阿弥陀如来の直接の説法だと思うべきである。それは、かつて法然上人が話をされると「形をみれば法然、言葉を聞けば阿弥陀如来の直接の説法」といわれたのとおなじことである。

真宗では、御文章をそのように阿弥陀如来から私への手紙であると頂いてきました。蓮如上人は、阿弥陀如来の説法を代筆して書かれているのだというものです。

では、阿弥陀仏は私にどのように説法をされているのでしょうか。

それは、私の後生について、「私をたのめ、必ず助ける」と呼びかけられています。

その呼びかけが、南無阿弥陀仏であり、手紙にしたのが御文章です。自分宛ての手紙は、誰からか分からないとしても一度は開けて目を通すと思います。そのように、私宛てに書かれた御文章という手紙を、家にある方は一度開いてみてください。

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宮田秀成/光顔寺・仏教アドバイザー(真宗教義、脱カルト担当)

Profile
1993年に宗教法人浄土真宗親鸞会に入信、10年間親鸞会講師として活動。
脱会後、親鸞会の教えの誤りに気づき、本願寺派の教えを中心に学びなおす。
現在、浄土真宗本願寺派光顔寺(富山)信徒。
   光顔寺スタッフ。仏教アドバイザー。