【仏教ブログ】Go ToトラベルとGo To浄土 2020年11月01日 00:11

光顔寺明照廟堂(光顔寺 納骨堂)のスタッフ、仏教アドバイザーの宮田秀成です。

秋も深まり紅葉の季節となりました。現在政府のコロナ禍における観光支援策として、Go To トラベル や、Go To イートのキャンべーンが行われています。

「旅行に行こう」「外食をしよう」とのことですが、行くつもりのある人は、折角だからどこに行こうかと考えられている人もおられると思います。

しかし、仏教ではよく人生をまた旅に喩えられることがあります。そういう意味ではGo Toトラベルのキャンべーンを利用しない人もまた旅人であるといえます。

蓮如上人の御文章では、1帖目11通(電光朝露・死出の山路)がそれを書かれています。

まことに死せんときは、かねてたのみおきつる妻子も財宝も、わが身にはひとつもあひそふことあるべからず。されば死出の山路のすゑ、三塗の大河をばただひとりこそゆきなんずれ。

人生という旅は、生まれてきて結婚をし、財産を築いたとしても、いよいよ死出の山路に入って行く時は、妻子も財宝も一つもついてきてはくれません。またついて行きたくてもついていくことは出来ません。三塗の河は一人で行かねばなりません。

こう聞くと、人生の旅路も最後となるといよいよ寂しいもののように思えます。しかし、この御文章には続きが有ります。

これによりて、ただふかくねがふべきは後生なり、またたのむべきは弥陀如来なり。信心決定してまゐるべきは安養の浄土なりとおもふべきなり。

こういう人生の旅路だからこそ、ただ深く願うのは後生のことであり、また後生についてあてたよりにすべきなのは阿弥陀如来です。そして信心決定して参るのは阿弥陀仏の浄土であると続いて書かれています。

死出の山路、三塗の大河を一人で行くのではなく、阿弥陀仏の浄土に参りましょうと勧めておられるのが、蓮如上人の御文章です。お釈迦さまもそのように勧めておられます。

いわばGo To 浄土(浄土へ参りましょう)と勧められているのが、お釈迦さまであり浄土真宗です。

自分自身も、また家族も一人で寂しく旅立つのではありません。Go To浄土でお浄土参りをさせて頂きましょう。それは、阿弥陀仏のお力によるので、「たのむべきは弥陀如来なり」といわれて、「弥陀如来をたのむ」身になったことを信心決定といいますので、「信心決定してまゐるべきは安養の浄土なり」といわれます。

どうか阿弥陀如来をあてたよりにして下さい。

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宮田秀成/光顔寺・仏教アドバイザー(真宗教義、脱カルト担当)

Profile
1993年に宗教法人浄土真宗親鸞会に入信、10年間親鸞会講師として活動。
脱会後、親鸞会の教えの誤りに気づき、本願寺派の教えを中心に学びなおす。
現在、浄土真宗本願寺派光顔寺(富山)信徒。
   光顔寺スタッフ。仏教アドバイザー。