【仏教ブログ】猛暑に思うこと 2020年08月06日 08:08

光顔寺明照廟堂(光顔寺 納骨堂)のスタッフ、仏教アドバイザーの宮田秀成です。

例年より遅い梅雨明けをして、全国的に真夏日が続いています。おそらく、昨年並に暑い日が続くことと思います。

特に8月は、亡くなった方について思いを起こすご縁が多い月になっています。各家庭でのお盆の仏事もあれば、広島・長崎の原爆投下、終戦の日もあります。私は、以前広島に三年ほどいたことがあります。その間、自身の被爆体験や、身内や知人の被爆体験を語る方から話を聞くことが何度もありました。詳しくは書けませんが本当に、訳も解らないまま大変な爆発が起こり、命は無事だった方が外に出て見ると大変な光景だったとのことでした。

それ以来、8月に夏の青くて高い空を見ると、どうしてもそのことを思い出すようになりました。

しかし、原爆のような大変なことが無ければ人は死なないのではありません。死の縁無量といいまして、私が今生きていることもいろんな因縁によって仮に成り立っているような不安定なものでしかありません。

蓮如上人は御文章にこのように書かれています。

「上は大聖世尊(釈尊)よりはじめて、下は悪逆の提婆にいたるまで、のがれがたきは無常なり。しかればまれにも受けがたきは人身、あひがたきは仏法なり。」(御文章3帖目4通)

お釈迦さまも、お釈迦さまの命を狙った提婆も、無常を逃れることはできません。そういう意味で、どんな人にも等しく無常はやって来ます。そして、人間に生まれるということは大変稀な有り難いことであり、仏法はまたあうことが難しいものです。

亡くなった方をご縁として、今一度無常ということを知るご縁があるのがこの猛暑の季節です。例外なく、私自身もまた逃れることができないのが無常です。そういう私がどうすればよいのかを教えられたのが仏法ですので、また仏法を聞き始めるご縁がこの季節になれば有り難いことだと思います。

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宮田秀成/光顔寺・仏教アドバイザー(真宗教義、脱カルト担当)

Profile
1993年に宗教法人浄土真宗親鸞会に入信、10年間親鸞会講師として活動。
脱会後、親鸞会の教えの誤りに気づき、本願寺派の教えを中心に学びなおす。
現在、浄土真宗本願寺派光顔寺信徒。
   光顔寺スタッフ。仏教アドバイザー。