【仏教ブログ】お彼岸の墓参りの意義

光顔寺明照廟堂/水月精舎(光顔寺 納骨堂)のスタッフ、仏教アドバイザーの宮田秀成です。

3月は春彼岸の季節です。お墓参りに行かれる方も多いことだと思います。

浄土真宗では、故人は浄土に往生されたならば仏となって衆生済度に働いておられると教えられます。これを還相回向といいます。ですから、お墓参りは故人に何かをしてあげる場ではなく、仏法に合わせ頂く機会となります。

正像末和讃にはこのように書かれています。

(51)

南無阿弥陀仏の回向の

 恩徳広大不思議にて

 往相回向の利益には

 還相回向に回入せり

南無阿弥陀仏によって私に差し向けられる、広大不思議な恩徳によって、私を往生浄土させる働きを頂き、仏とならせていただきます。その後この娑婆世界に還ってきて衆生済度の働きをさせていただくのです。

彼岸の法要で、墓参りをするだけではなく、浄土真宗では法要として法話が開かれます。それは、浄土に往生された方々が私に対して浄土往生を勧めておられるからです。浄土往生には、阿弥陀仏の救いを聞かせていただくことが大事なことです。

また、故人は一体どこへ行ってしまったのだろうかと思われる人は、なおさらご自身が浄土に往生して仏となってそれらの人を済度するのだと歎異抄には以下のように言われています。

浄土の慈悲といふは、念仏して、いそぎ仏に成りて、大慈大悲心をもつて、おもふがごとく衆生を利益するをいふべきなり。(歎異抄第四条)

「おもふがごとく衆生を利益する」のが、浄土の慈悲といわれます。それは「念仏して、いそぎ仏に成りて」の上でのことです。

故人が、還相回向されているのかどうかに関わらず、現在の自分はどういうものでしょうか。生まれて来る前も、命終わった後も分からないのが私たちです。その私に対して、浄土往生をしなさいと呼ばれているが阿弥陀仏です。その阿弥陀仏の救いはどのようなものかを聞かせていただくのが、浄土真宗の聞法の場です。

各地のお寺でも、彼岸の法要が行われています。是非足を運んで、仏法を聞かせて頂きましょう。

※上の画像は生成AIが考えた-「本堂で春季彼岸会の法話をお聴聞している様子」-です。

光顔寺石動祖廟では令和8年 03月 29日 (日) 13時 30分より、春季彼岸会の追悼法要(勤行・法話)が執り行われます。(詳細は下記をクリック)

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Profile

1993年に宗教法人浄土真宗親鸞会に入信、10年間親鸞会講師として活動。

脱会後、親鸞会の教えの誤りに気づき、本願寺派の教えを中心に学びなおす。

現在、浄土真宗本願寺派光顔寺信徒。

   光顔寺スタッフ。仏教アドバイザー。

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