【ご供養便り】山口県阿武町の誤送金問題における中山修身弁護士の対応に思うこと

光顔寺越乃國阿弥陀堂(光顔寺 納骨堂)の僧侶スタッフ、釋玄理です。

筆不精な為、二年間余りブログを更新していませんでした。

今回、阿武町の事案を担当された中山修身弁護士について個人的興味もあり
所属されている「中山・石村法律事務所」HPを拝見したところ
以下の記述がありました。

https://nakayama-ishimura.com/cms/2018052317352569.html

(「中山・石村法律事務所」HP)


私は,弁護士会に軸足を置いて社会と関わってきました。今後はもう少し,幅広く,社会的な活動をしてみようと思います。
当面,

(中略)

刑事弁護人,犯罪被害者側代理人,交通事故・労災の加害者・被害者双方の代理人の他,成年後見人等を務めていますと,「人」の「生老病死」に関わります。このような仕事は,弁護士だけでは,どうしようもなく,そのご本人や周辺の人々の「人生」・「心」に関わります。こういうことに伝統的に関わり,その意味では,「プロ」の宗教家(主に仏教者)等と連携すべく模索中です。
 


浄土真宗で大切にしているご本願(『仏説無量寿経』内の第十八願)には
「十方衆生」という言葉があります。

仏や極楽浄土(仏国土)の在り様として
「世界中の生きとし生けるもの(を救うのが仏ですよ)」
という言葉です。
お念仏の教えをいただいたものは、いずれ仏と生まれる身となることを前提として
そのような在り様に自らの身をあてていくこととなります。

今回の中山修身弁護士が導いた結果については
あらゆる関係者が加害者であり被害者であるという事が多く
「オンラインカジノでお金を使った人」「誤振込をした担当者」にとどまらず
「オンラインカジノにまつわる問題」「マネーロンダリング」
「オンラインにしづらい行政システム」など様々な問題に光があたり
様々な方々が救われたという点で智慧と慈悲に基づいた解決へいたる道と言っても
よいのかもしれません。

浄土真宗の熱心なご法義地と言われる山口の弁護士さんですので
いずれ我々仏教者と一緒にお仕事をしていただける日を
楽しみにしたいと思います。

合掌 称名

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