【仏教ブログ】桜の花と花まつり 2021年04月08日 00:04

光顔寺明照廟堂(光顔寺 納骨堂)のスタッフ、仏教アドバイザーの宮田秀成です。

4月は桜の季節ですが、仏教では花まつりのある月です。

花まつりとは、お釈迦さまが誕生されたのが旧暦の4月8日とされているところから、4月8日に各地の寺院で開かれています。

お釈迦さまが誕生された時、天から神々が降りてきて甘露の水を濯いで祝福し、花が降ってきたとされているところから花まつり、潅仏会と言われています。

仏教で桜の花というと、世の無常を思う人もおられるでしょうが、祝福の花が咲いていると見ることもできます。

浄土真宗では、お釈迦さまのことを「教主」として尊敬をいたします。「教主」というのは、教法の主という意味で教えを説いた方という意味です。私を助ける力のある仏様は、阿弥陀仏であると教えてくださったのがお釈迦さまです。

そのように親鸞聖人は正信偈の中で以下のように言われています。

如来所以興出世 唯説弥陀本願海

(如来世に興出したもうゆえんは、ただ弥陀の本願海を説かんとなり。)

お釈迦さまがこの世に出られたのは、ただ阿弥陀仏の本願を説くためであったと書かれています。

阿弥陀仏の本願とは、本願を信じ念仏するものを必ず浄土に往生させ仏にしてみせるというものです。浄土真宗での「救い」とは、この阿弥陀仏の本願によって救われることをいうので、阿弥陀仏は救う仏さま(救主)といわれます。

しかし、そんな阿弥陀仏の本願も教えてくださる方が現れなかったら、私が救われるということはありません。その意味で、お釈迦さまが誕生されたということは大変有り難いことであり、祝福すべきことなのです。

満開の桜や舞い散る桜を見るときに、お釈迦さまが誕生され、その教えによってまた私も救われるのならば、桜の花は祝福のために咲いたものだといえます。

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宮田秀成/光顔寺・仏教アドバイザー(真宗教義、脱カルト担当)

Profile
1993年に宗教法人浄土真宗親鸞会に入信、10年間親鸞会講師として活動。
脱会後、親鸞会の教えの誤りに気づき、本願寺派の教えを中心に学びなおす。
現在、浄土真宗本願寺派光顔寺(富山)信徒。
   光顔寺スタッフ。仏教アドバイザー。