【三七日法要】三週間目の誓い、感謝と共に生き、いのちの本当のゆくえに思いを馳せる

三七日法要の意味と、感謝の心で日々を送り、自らの「いのちの本当のゆくえ」について考えることの大切さをお伝えします。

三週間目、21日目の節目となるこの「三七日(みなぬか)法要」。他宗では第三の王様(宋帝王(そうていおう))の審判とされますが、浄土真宗では、故人が遺してくださった数々の温かい思い出と共に、いのちの尊さと儚さという人生における大切な真実を、改めて心に深く受け止めます。

そして、どのような時も私たちを大きな慈しみで見守り、決してお見捨てになることのない阿弥陀さまの確かなお救いを信じ、報恩感謝の気持ちでこれからの日々を大切に力強く生きていくことを、仏さまの前で静かに確認させていただきます。 また、自分自身の「いのちの終わりにどこへ往き、どうすれば本当の安らぎを得られるのか」という「いのちの本当のゆくえ(後生の一大事)」に真剣に向き合い、阿弥陀さまの救いをあらためて聞かせていただく、かけがえのない時間です。この法要を大切にさせていただくご縁が、日々の心の糧となり、今この瞬間を豊かに生きるための智慧となります。