
【月参り お布施 富山】ご自宅で、心安らぐお勤めを ~光顔寺の月参りのご案内と懇志について~
光顔寺では、ご自宅へお伺いしての月参りも承っております。その際のお布施(懇志)の考え方や、ご準備いただくものなどについてご案内します。
前の記事では、月参り(月忌法要)が、故人さまを偲ぶとともに、私たちが阿弥陀さまのみ教えに触れ、お念仏申す生活を送るための、かけがえのない継続的な機会であることをお伝えいたしました。 この記事では、光顔寺(小矢部市、富山市、魚津市)がご自宅などへお伺いして執り行う月参りについて、その具体的なご案内、お勤めに際してご準備いただくもの、そしてお布施(懇志)に関する考え方などを詳しくご説明いたします。
光顔寺の月参り:ご自宅でのお勤めについて
光顔寺では、故人さまの月命日に合わせて、僧侶が皆様のご自宅のお仏壇へお伺いし、お勤めをさせていただきます。日程につきましては、毎月のご命日を中心に、ご家族のご都合と僧侶の予定を調整しながら決めさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。これまでお付き合いのある手次寺(てつぎでら)が定まっていないという方も、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。
また、様々なご事情で、現在の手次寺の僧侶による月々のお参りが難しいといったお声も耳にします。そのような場合は、まず手次寺のご住職にご相談いただくことが大切ですが、その上でご承諾が得られれば、光顔寺の僧侶が代わってお勤めさせていただくことも可能です。どうぞお困りの際は、お気軽にご相談ください。
月参りのお勤めの内容
お勤めでは、まず阿弥陀さまのお徳を讃えるお経や『正信念仏偈』などを読誦いたします。その後、『御文章』を拝読し、その内容を解説させていただいたり、日々の生活の指針となるような短い法話をさせていただいたりいたします。故人さまを偲びつつ、阿弥陀さまのみ教えに触れ、日々の生活の糧となる智慧や安心をいただく大切なひとときです。
月参りの際にご準備いただくもの
最も大切なご準備は、仏法に触れるための落ち着いたお気持ちです。その上で、日常のお参りの延長として、お仏飯、仏花、お灯明、お香などをご準備いただければ結構です。僧侶へのお茶やお菓子などのお心遣いは、基本的にはご不要です。皆様のご負担にならないようにされることを大切にいたします。
月参りのお布施(懇志)について:光顔寺の考え方
浄土真宗におけるお布施は、僧侶への対価ではなく、仏さまへの報恩感謝と、お寺という仏法聴聞の場を未来へ繋ぐための、皆様からの尊いお心遣いです。
【信頼で未来を繋ぐために:光顔寺の姿勢】
しかし、現代では「お気持ちで」と言われても、かえってご不安に思われる方が多いのも事実です。そこで光顔寺では、皆様が金銭的な不安から解放され、心から安らかにお参りのご縁を続けていただくことを第一に考えております。
その思いから、月参りのご依頼をお受けする際には、お寺の護持運営を支える上で基本となるお心遣いの額を、目安として事前にお伝えしております。
これは、人口減少や物価高といった厳しい社会状況の中にあっても、私たちが寺院を護持し、僧侶が日々研鑽を積んで法務のレベルを維持・向上させ、皆様のどのようなお気持ちにも真摯に寄り添うという責任を果たすための、基盤となるものです。
もちろん、これは決して「料金」ではございません。ですから、もし経済的なご事情などで、この目安通りにお包みすることが難しい場合は、どうか一切ご心配なさらず、ご遠慮なくその旨を私たち僧侶に直接ご相談ください。 最も大切なのは、皆様が心穏やかに故人さまを偲ばれることであり、お気持ちの形は様々あって然るべきです。
金額の多寡によって、お勤めの丁寧さや阿弥陀さまのお慈悲が変わることは、絶対にございません。 私たちのこの姿勢が、皆様との揺るぎない信頼関係の礎となることを、心から願っております。
月参りを通して育まれるもの
月に一度、故人さまのご命日に月参りのご縁を持つことは、日常の喧騒からしばし離れ、自分自身のあり方を見つめ直す貴重なひとときです。阿弥陀さまの「必ず救う」というお誓いを信じ、お念仏の教えを心の拠り所として生きることが、どれほど私たちに確かな安らぎと生きる勇気を与えてくれるかを感じ取ることができるでしょう。また、ご家族皆様で仏法に触れる良い機会ともなります。
月参りに関するご相談・お申し込み
光顔寺では、皆様のご自宅へお伺いしての月参りを承っております。「毎月お参りを」「まずはお試しで」「実家の月参りを頼みたい」など、どのようなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。
