「仏教徒」が増えている国とその理由 2019年03月04日 10:03

光顔寺明照廟堂(光顔寺 納骨堂)のスタッフ、仏教アドバイザーの宮田秀成です。

仏教と聞くと、現代人にとって接点があるのは身内の葬式や法事の時くらいという人も多いです。そのため、死ぬことを意識するまでは自分にとっても縁遠いものと思われる人も多いのが現実です。しかし、実は仏教の教えは生きている私にとって身近なものであり、大切なものとなっています。

今日「仏教徒」が一番増えている国はどこだか御存知でしょうか?それはアメリカです。ここ20年くらいでその数は増えてきて、やがてユダヤ教を超えてキリスト教に次ぐ第二の宗教になるだろうといわれています。では、アメリカの仏教徒は身内の葬儀のためにあるいは、法事をしてもらうために仏教徒になるのでしょうか?もちろんそうではありません。彼らは、自分のために仏教の教えを求めています。

では、仏教の教えのどこに惹かれているのでしょうか?アメリカでの仏教はそれこそ世界中の仏教宗派が参加して教えを弘めています。それらに、共通している教えは、「生死の問題を解決して生きる」という点です。

もちろん、浄土真宗も「生死の問題を解決する」こと教えられています。浄土真宗を開かれた親鸞聖人は9歳で出家されて比叡山で20年間御修行をされました。では、何を求めてそのようなことをされたのでしょうか?それも「生死の問題を解決」するためです。親鸞聖人御自身で書かれたものではありませんが、奥様が書き残された手紙には「生死出づべき道」と書かれています。

仏教では、私たちは生まれては死に、生まれては死にを繰り返す存在であると教えられます。それを「生死」といいます。それに無関係な人はいません。

その果てしない生死を離れて、さとりをひらくのが仏教の教えです。親鸞聖人も、それを求めて出家をされました。

浄土真宗では、その生死を出るには、阿弥陀仏の本願によらねばならないと教えられます。生死を離れて、浄土に往生し仏のさとりを開くというのが、浄土真宗の救いです。誰でも救われる教えであると教えていかれた方が親鸞聖人です。

(写真は本願寺ハワイ別院です)

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宮田秀成/光顔寺・仏教アドバイザー(真宗教義、脱カルト担当)

Profile
1993年に宗教法人浄土真宗親鸞会に入信、10年間親鸞会講師として活動。
脱会後、親鸞会の教えの誤りに気づき、本願寺派の教えを中心に学びなおす。
現在、浄土真宗本願寺派光顔寺信徒。
   光顔寺スタッフ。仏教アドバイザー。